ヴォイスヒーリングで行う癒しの一つに
『ネガティブな感情を歌い切る』
というものがあります。
これは『感情解放のワーク』で主に行うものですが
ネガティブな感情にアプローチする
多種多様なヒーリングワークの中でも
特に感覚重視のシンプルなワークだったりもします。
しかし
『感情を歌い切る』という
このヒーリングワークでしかアプローチできない癒し方/癒され方
といった体感もありまして
手軽でありながら、ピンポイント&パワフルに効かせられるヒーリングなのでは?
と、ヴォイスヒーリング続けていく中で強く感じるようになりました。
ネガティブな感情を歌うことに、最初は戸惑われる方もいらっしゃいます。
歌声としても「ら〜♪」のような軽やかな感じとは違う音色になりがちで
歌というより唸り声っぽくなる場合もままありますから、びっくりしますよね(笑)
けれど、例え半信半疑であっても
自分の感情を“声”に出すことで癒しは起こるので、それもまた不思議なものです。
似たようなイメージのところでは
「愚痴を言ってスッキリする」ということも思い浮かぶのですけども
自分のネガティブな想いを言葉にするのは
思考が整理されるスッキリ感はあるものの
毒の強い愚痴ほど、言った後にモヤモヤが残る場合もあるように感じます。
口にした言葉の言霊が、跳ね返ってきているような感覚です。
一方、同じ『“負の感情”を表現する』でも
ヴォイスヒーリングのこのワークは
言葉ではなく、“声”に出すだけなので
ワーッ!!(゚Д゚)と表に出していっても、ひたすらに解放されていく
といった感覚なのも、嬉しいポイントです♪
暫く歌っていると、フッと体が軽くなったり
歌声の変化を実感されることもあります。
理論的なアプローチは抜きにして、ただ感情を歌っただけなのに
エネルギーから棘が抜け、変化している
(重石からサポートエネルギーに変化している)
というビフォーアフターは、いつ見ても
本当にパワフルで面白いなぁ〜と感じております。
『ネガティブな感情=吹き出物』
のようなイメージに感じることもあるのですけども
感情の“膿”を、歌い切ることで外へ解放していくことができるのかと思います。
それも「出ていけ〜」と無理に押し出すのではなく
感情を感じて声に出している、歌っている間というのは
物凄い勢い(密度)で、自分のその感情に寄り添ってあげている
ようなイメージです。
理性的・客観的に感情を紐解いて
自分なりに腑に落としていく作業も
大切な癒しであり、糧となっていく技術だけど
その感情自体を思い切り抱きしめてあげるような
理屈を超えたアプローチもまた、身近でパワフルな癒しなのだなぁ〜と
改めて実感しております。
他のワークよりお手軽でもありますし(笑)
言葉ではなく“声”に出す、というシンプルな癒しもご活用いただければと思います♪
※この記事は、当ブログより転載・再編集しております。