♪ 夢送り人

以下の曲を、ピアノ打ち込み伴奏にて、歌わせていただきました♪
キー変更、一部省略等をしております。ご了承くださいませ。

タイトル:夢送り人
歌:文月海(羽多野渉)
作詞/作曲:ひとしずく×やま△

♪ 夢送り人

七夜の月が はんなりと照らす道
カラリ、コロリと
下駄音を鳴らし行く
宵闇の中で 鬼灯に炎が灯る
紅き光が眩しくて 目を瞑った

揺らめく風が運ぶ
精霊馬に導かれて
ひらりと降り立った影が
するり 僕の手を引いた

廻る 永遠の汀で
月を背負い 狂い舞う
浅き夢現を越えて
理の彼方で踊れ

_
長き糸のように 伸びてゆく
煙の先に
天の輪郭が ぼんやり解けてゆく

満点の星を浴びて
煌めきだす 桔梗畑
ひらりと 降り立った僕は
するり 影の手を引いた

廻る 永遠の畔で
花を纏い 狂い咲く
浅き夢現を越えて
理の彼方で歌え

_
闇夜に浮かぶ灯籠
鳴き止まない火花の声
静かに振り向いた影は
寂しげに手を離した

_
廻る 永遠の汀で
誰のために 舞い、歌う?
これは夢か、現なのか
理の名も知らぬまま

さらば 夢の終わりへ
精霊船が漕ぎ出す
懐かしき色で響いた
「さよなら」と紡ぐ声……

「……さよなら」と叫びながら
君のために舞い、歌い、泣く
浅き夢現を越えて
理の彼方で永遠に……

どうか、安らかに眠れ

 

◎制作こぼれ話◎
歌を収録する際、いつからか何かの気配を感じ、『君のために舞い、歌い、泣く』の部分で、グッと強くなったということがありました。
踊ること、歌うこと、誰かのために涙することもまた、全て“祈り”となるのだろうなと感じました。

 

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